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ビデオレター交換プロジェクト
■ 目的 映像を通してメッセージを伝えることで、日本とカンボジアの子どもたちの心の距離を縮め、彼らの世界観や価値観を広げるきっかけを作ること(顔の見える交流の実施)
■ 実施期間 2003年7月〜2004年9月
■ 事業内容
ビデオレターによるメッセージの交換および学校・文化の紹介
■ 交流校
千歳台小学校
■ ご協力
カシオ計算機株式会社(プロジェクターのご寄贈)
企画背景
千歳台小学校とドーントロー小学校の国際交流は2002年夏に、千歳台小学校がクレヨンなどを寄付したことから始まりました。2003年春には千歳台小学校の子どもたちが下絵を描き、ドーントロー小学校の子どもたちが色をぬり、1つの絵を完成させました。また同時に「友だちの絵」というテーマで、絵の作品を交換しました。同年夏には童謡「幸せなら手をたたこう」と好きな歌の交換プロジェクトを実施しました。このように交流を重ねてきましたが、顔の見えない交流であったため、子どもたちにとってはなかなか相手を身近に感じることが難しい状況でした。そこで「顔の見える交流」を目指し、この企画を立ち上げました。
事業実施の様子
2004年7月、千歳台小学校の子どもたちにドーントロー小学校の子どもたちに向けたビデオレターを作ってもらいました。各クラス約1分ずつ、学校の紹介や日本の挨拶の仕方、ダンスや歌など盛りだくさんの内容を子どもたち主導で撮影してもらいました。
そして9月のスタディーツアーにおいて、その映像をドーントロー小学校で放映をしました。子どもたちはビデオレターを見ることを非常に楽しみにしていたようで、準備ができると駆け足で教室に入ってきました。千歳台小学校からのビデオレターを流すと、画面に食い入るように見ていました。
子どもたちは小学校の様子はもちろんこと、千歳台小学校の子どもひとりひとりの顔をしっかりと見ていました。ビデオ終了後、ある子どもが「日本の子どもたちはビデオの前であんなに大はしゃぎして恥ずかしくないの?」と質問するなど、ちょっとした文化や意識の違いも感じてくれたようです。
千歳台小学校の子どもからのメッセージ
真剣なまなざし
みんな画面に釘付け
結果及び今後の展望
今回のビデオレター交換プロジェクトはドーントロー小学校の子どもたちにとってすばらしい体験になったようです。ビデオ上映後には、カルチャーショックを受けていた子ども、千歳台小学校の子どもたちに贈り物をあげようと手作りのプレゼントを持ってきた子ども、是非会いたいという子どももいました。さらに学校側から日本の子どもと文通をして交流をしてたいと自ら要望を出してくれたことも大きな成果だったと思います。これまでドーントロー小学校自ら企画し、千歳台小学校にアプローチをするこということがなかったので、今後の交流が活発化するきっかけとなったのではないでしょうか。このようにドーントロー小学校の生徒や先生から積極的な反応を得ることができたのも、映像を用いることで「顔が見えた」ことが大きな要因となったのだと思います。
さて、今回のプロジェクトを通して、子どもたちは視覚的に異文化や、そこで生活する同じ世代の友だちを知ることができました。今後はさらに段階を上げ、「お互いのために何ができるか」というような、互いを思いやる気持ちを感じることのできる国際交流に発展させたいと考えております。その最初のプロジェクトとして「絵本プレゼントプロジェクト(EPP)」を現在千歳台小学校と企画中で、2005年春頃をめどに実施する予定です。この企画は本が不足しているドーントロー小学校に対して、自分たちで絵本を集め、翻訳シールを貼り贈るというものです。これは今回のスタディーツアーで実施した「絵本の読み聞かせ」の結果を参考に、企画していきたいと思います。また、2004年11月6日に千歳台小学校にて国際理解講座の時間をいただき、今回撮影してきたドーントロー小学校のビデオレターを上映しました。ドーントロー小学校同様、非常に大好評でした。
最後に、これまでの交流はPACEが企画しておりましたが、将来的には両小学校が中心となって交流を進め、PACEはあくまでもサポートに徹したいと考えています。今後も子どもたちが国際交流を通じ、世界観や価値観を広げられるよう全力で取り組んでいきたいと思います。

